○日本ハム1-0ロッテ●(20日)

【写真特集】 ダルビッシュが投げた日本シリーズ第1戦

 日本ハムは六回、1死満塁から稲葉の遊ゴロが併殺崩れとなって挙げた1点を、ダルビッシュが守りきった。稲葉は「『つないで何とかしたい』という気持ちだった。ウチらしい点の取り方」と苦笑い。ロッテは好投の先発・小林宏が、六回途中にアクシデントで降板したのが誤算。

 ▽日本ハム・梨田監督 (4年ぶりの現場復帰)ハラハラ、ドキドキを久々に味わい、新鮮だった。144分の1試合だが大きい1勝。

 ▽ロッテ・バレンタイン監督 アンラッキーや微妙なことがあるのが野球。それでも、いい試合だった。

 ◇完封劇にも満足せず…ダルビッシュ

 今季から日本ハムの指揮をとる梨田監督は「信じていた」という。援護が1点でも、ダルビッシュなら「完封してくれるはず」と。それでも、ウイニングボールを手にすると、「実際にやってくれるとはね……」と感服するしかなかった。

 開幕戦の華やかなムードは、試合開始と同時に引き締まった。ダルビッシュが「今までにないくらい(ボールが)切れていた。ものすごくいい直球と変化球だった」と言う出来ならば、ロッテ・小林宏も一回を3者連続三振の立ち上がり。ダルビッシュは腹を決めた。「(小林宏は)1点以内に抑えるだろう。ならば、自分はゼロに抑える」

 唯一のピンチは五回。2死満塁から西岡の放ったゴロを一塁・スレッジが前にこぼした。一塁カバーに走るダルビッシュと俊足・西岡との競走は、際どく「アウト」。西岡がヘルメットをたたき付け、バレンタイン監督が真っ赤な顔で猛抗議する横で、ダルビッシュは大喜びだ。「セーフだと思ったので、メッチャうれしかった」。1点の重みを、双方が十分に承知していた。

 終わってみれば、被安打4、10奪三振の完封にも「今日の調子なら、もうちょっと抑えられた」と言うから、恐れ入る。梨田監督は「交代はまったく考えなかった」。最後までマウンドを託すことで、エースに最大限の敬意を表した。【田内隆弘】

 ○…中盤まで安定感抜群の投球を見せていたロッテ・小林宏だったが、六回に右足ふくらはぎがけいれん。田中に死球を与えるなど乱れ、1死満塁として無念の降板となった。結局このピンチが決勝点につながり、「申し訳ない。その前から予兆はあった。いい投球しているときに限って、こうなる」と小林宏。2番手で登板したベテラン・小宮山は「プロとして失格」と厳しく指摘した。

 ★小林宏が途中降板 ロッテの小林宏之投手(29)は20日の日本ハム戦で、六回の投球中に右足ふくらはぎのけいれんを訴え、降板した。

 ★福浦が途中交代 ロッテの福浦和也一塁手(32)は20日の日本ハム戦、七回の守備で走者と交錯し、左足大腿部を打撲して途中交代した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000007-maip-base

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相手がダルビッシュでは、負けても仕方がないですね。でも今日は勝ってくれるでしょう。優勝するためにはダルビッシュを攻略する方法を編み出さないとまずいのでしょうが、さてバレンタイン監督は今後どうするのでしょうね。