○ロッテ6-3ソフトバンク●(4日)

 ロッテが粘り勝ちで連敗を4で止めた。2点リードされて迎えた八回に大松、橋本、田中雅の適時打などで5点を挙げて逆転した。「打球がいいところに飛んでくれた」と田中雅。ソフトバンクは終盤、継投で逃げ切りを図ったが、ニコースキーが踏ん張れず、首位返り咲きならず。

 ▽ロッテ・バレンタイン監督 いい当たりが野手の正面に飛ぶこともあるのに、今日は野手のいないところに飛んでくれた。これが野球なのかと思う。

 ▽ソフトバンク・王監督 (五回降板の)杉内は全体的に悪かった。杉内でも、そんな日があるんだな。

 ◇リリーフ陣の整備が最大の課題

 無言でバスに乗り込むソフトバンクの救援投手陣の面々。いつもは冗舌な杉本投手コーチも沈黙を貫く。首位に返り咲く機会を逃したからではない。リリーフ陣の整備が最大の課題であることを示したショックからだ。

 八回、4番手の柳瀬が連打を浴び、1死一、二塁。ここでマウンドを託したのは、新守護神と期待されるニコースキーだった。ところが、わずか2球で終わった。大松、橋本と続けて初球をたたかれ連続適時打を浴び、アッという間に同点。あとはロッテの猛攻を止めるすべはなかった。

 「ストライクを取りにいった結果」と語るニコースキーだが、打ち気満々の打者に投げる球ではなかった。

 わずか1週間前の先月28日には、西武戦で最後をピシャリと締めたニコースキー。王監督を「(来日)2年目の今年は違う」と喜ばせた。本人も「信頼されているのがうれしい」と口にしたばかりなのに…。

 ニコースキーばかりではない。六回以降に登板した投手は、すべてイニングの途中で交代する始末だ。「自分の仕事を完了していないよ」。王監督の悩みは深い。【田原和宏】

 ○…均衡を破る一打を放ったソフトバンク・井手。六回2死満塁で迎えた打席、ロッテの小林宏の初球だった。126キロのチェンジアップの落ち際をとらえ、左翼線に抜ける適時二塁打。思わず、二塁ベース上で両こぶしを握った。「気後れせずに積極的にいこうと心構えたのがよかった」。今季は大村のけがもあり、開幕からスタメン出場が続く。連続安打試合を7に伸ばし、ますます元気だ。

 ★本多が負傷交代 ソフトバンクの本多雄一内野手(23)は4日のロッテ戦(千葉マリン)の五回の打席でファウルを打った際、右肩に違和感を感じたため途中交代した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080404-00000158-mai-base

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5連敗にならなかったわけでよかったですね。ライバルのソフトバンクに勝ったことで、また勢いをつけて首位の座を早く手に入れてほしいものです。楽天はそのうち落ちてくるでしょうから、結局ソフトバンクとの一騎打ちになるのではないでしょうか。