K、K、K…。ルーキー大場翔太投手(22)がロッテから7連続を含む出場野手全員の9人から16三振を奪った。早くも2完封でいずれも無四球だ。全員奪三振は、パでは2004年の松坂大輔(当時西武)、セでは05年の川上憲伸(中日)以来、史上3人目。16奪三振は1940年の清水秀雄(南海)の15Kを上回る球団新記録だ。“平成の鉄腕”の記録ずくめの奪三振ショーで首位に返り咲いた。

 また歴史を塗り替えた。9回1死、144キロの速球で根元を空振り三振。球団記録を68年ぶりに更新する16個目の三振を奪い、大場が小さく右のこぶしを握った。「きょうは気持ちだけを前に出して思いきり投げました」。最後の西岡も142キロの直球で力のない右飛に仕留めた。「これがプロ野球の魅力。こんなすごいことができるんだから」。王監督が興奮気味にルーキーをたたえた。

 パでは初となるプロ初登板での無四球完封の鮮烈デビューから、わずか13日。松坂、川上に続いて3人目の全員奪三振。1回2死からは、新人だった和田に並ぶ7連続奪三振。東都大学リーグで通算410奪三振の新記録を打ち立てた右腕が早くも2度目の完封。それもいずれも無四球だ。

 記録ずくめの「奪三振劇場」にホークスファンが酔いしれた。ヒーローインタビューは場内に流れず、左翼席から「聞こえない」コール。大場はインタビューが終わると左翼方向に猛ダッシュ。二つのサインボールをスタンドに投げ入れ、三塁側のファンとはラバーフェンス越しにハイタッチするビジターでは異例のファンサービスだ。

 直球の威力が抜群だった。初回、西岡の打席のとき、田上のサインに3度首を振って直球を投げ込んだ。結果は内野安打となったが力ない一塁線を転がる打球に自信を深めた。7回まで毎回の15三振。プロ野球タイ記録となる1試合19奪三振を期待させる投球だった。

 前回登板の西武戦で4回に一気に3本塁打を浴び、初黒星。そのもろさも克服した。八千代松陰高時代の恩師で当時監督だった笠原修教諭(55)から「打たれている時は顔がひきつっているぞ」とアドバイス。本人も「新聞の写真を見ると顔に力みが出ている」と反省し、自然体で臨んだ。2回、5回と里崎に2度、左翼ポール際への大ファウルを浴びたが、ひるまなかった。2回はスライダーで空振り三振。5回にはこの日最速となる146キロの真っすぐで再び三振に仕留めた。

 高校3年の時、夏の甲子園予選の準々決勝で1-2で完投負けして以来の千葉マリンのマウンドだった。「3年間、野球をした場所で、こういう結果を出せて良かった」。同級生・成瀬との投げ合いを制し、5年前の悔し涙を笑顔に変え、チームは再び首位に返り咲いた。「(日本記録の)野田の三振はいくつだっけ。19個か。惜しかったね。でも彼にはまだ先がある」と王監督。鉄腕が「K」の数字を重ねれば重ねるほどホークスも上昇気流に乗る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080406-00000000-nishins-spo

************************************************************

野手全員がルーキーの大場投手から三振するなんて、何ともみっともないですね。一体どうしたのという感じです。特に西岡選手、しっかりしろ~~~。さくらさんと別れたから打てないのかいと野次が飛ぶぞといいたい。